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カルニユクスの頭部 2010年11月3日更新

カルニユクスの頭部

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面白テーマ|青銅器|>カルニユクスの頭部

(オリジナルと復元)
Carnyx head (Original and reconstruction)
ライチェスタウン,デスクフォード,モレイ,スコットランド
ブロンズ・真鍮,オリジナル:長さ21.0cm,径15.0cm,重さ497g,
復元:高さ1.66m,重さ3kg
紀元1世紀後半-3世紀前半,北東スコットランド
エディンバラ,スコットランド国立博物館
長い管の項きに動物の頭部を載せた形のケルトのトランペット、カルニュクスの頭部が残っている。イノシシの頭部を、鼻面はより黄色い真鍮で、残りはより赤いブロンズで作り、色彩の対照を見せる。制作には400時間以上を要したと概算される。古代においていく度か補修された。1816年頃泥炭地で発見された時、木製の舌と、エマーユと思われる目があったとされるが、失われた。 !994-97年のスコットランド国立博物館による調査によって食物・石などの奉納品が見つかり、この泥炭地が聖地であったことが分かった。もともとは戦場または祭儀で使われた本例も、戦勝を感謝あるいは祈願して奉納されたものと考えられる。ヨーロッパ中に流行したカルニュクスは断片の形で5点が現存する。グンデストルップの大鍋にも表されているが、主にローマ人の造形表現に基づいて最近復元が行われ、極めて多彩な音を出せることが示された。出所:「古代ヨーロッパの至宝-ゲルト美術展1998」
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