考古用語辞典 A-Words

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豆彩龍文壺 2010年2月7日更新

豆彩龍文壺

【和:とうさいりゅうもんこ
【中:
明・清|陶磁器|>豆彩龍文壺

明時代・成化(1465-1487)
1987年景徳鎮市珠山成化地層出土
h:11.2cm
JAR
White Porcelain with Dragon Design,Doucai Enamels
Ming Dynasty, Chenghua Mark and Period(1465-1487)
 口縁部は直立し、頸は短く、肩がふくよかに張り、胴部裾はわずかにすぼまっている。高台は浅く削られる。外壁には、ロに宝相華をくわえた右翼龍二体が描かれる。龍の姿は、象の鼻・両翼・二足四爪で、爪は亀の爪形、尾は唐草状に作られている。龍文と宝相華に、緑釉を塗りつめる。雲文は青花で表され、肩と胴部裾に黄彩のラマ式蓮弁文が廻らされる。蓋はわずかに甲盛りで、縁彩を塗りつめた有翼龍一体が描かれる。蓋の縁には、紅釉で花文が廻らされている。清の許之衡の『飲流斎説瓷』には、「天瓷罐、製出康煕、以底有一天字款、故名」とある。これは明らかに事実に反している。「天」字銘の蓋罐は成化期に始められており、許氏の説くものは成化磁器の写しであることが明らかである。出所:皇帝の磁器-新発見の景徳鎮官窯
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