考古用語辞典 A-Words

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青白磁刻花水禽文唾壷 2010年1月6日更新

青白磁刻花水禽文唾壷

【和:せいはくじこっかすいきんもん
【中:Qing bai ci ke hua shui qing wen tuo hu
宋・遼・金・元|陶磁器|>青白磁刻花水禽文唾壷

宋時代・11世紀
1983年景徳鎮市西郊楓樹山出土
SPITTOON
Qingbai Ware with Carved Bird Design
Song Dynasty,11th Century
 幅広の口部が大きく外に開く。器腹は膨らみ輪高台がつく。畳付に四つの目跡が残り、高台内は露胎である。胎士は白色徽官で、内外両面に施袖する。口様内側に双鵝水藻大が、胴部には小波文がそれぞれ刻される。上下の文様は関連しており、「双鵝戯水図」を構成している。唾壷は宴席などで用いられ、肉や魚の青を大れる器物である。北宋期の越州窯や耀州窯、優宋官窯などで生産された。この器は、西郊の楓樹山の宣和二年(1120)程琳夫人墓から出土しており、宋の徽宋時代の優品で、伝世品には見られないものである。宣徳期の青花唾壷は形態が宋代のものとは異なり、口縁部と腹部の大きさが近く、明・清代に踏襲された。 出所:皇帝の磁器-新発見の景徳鎮官窯
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