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牛紋罍 2009年9月11日更新

牛紋罍

【和:ぎゅうもんらい
【中:Niu wen lei
殷・周時代|青銅器|>牛紋罍

(牛紋のある罍)
西周中期
通口縁高 29.5cm
1974年 喀喇沁左翼蒙古族自治県山湾子村窖蔵坑出土
 耳(とって)の牛首から伸びて獣身が器体の紋様を構成している珍しいデザインで、近年発見の四川省広漠の龍虎尊(文物1987年10期開p.7)や安徽省阜南の龍虎尊(文物1972年11期p.64)のほか、1、2の例を見るのみである。器体上の犠首もまた例のない面貌である。山湾子村出土青銅器の大部分は、中原発見の青銅器と様式、鋳造技法上、何ら異なるところなく、これらは、中原において製作されて運び込まれたものと推測されるが、当器についてはあらゆる点からそれらと異なっており、遼寧地方で作製された可能性がある。鋳造技法は粗く、器形もまた中原には見られない。 出所:中国の器展ー青銅と陶器
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