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秦陵銅馬車 2009年8月30日更新

秦陵銅馬車

【和:しんりょうどうしゃば
【中:Qin ling tong ma che
秦・漢・三国|青銅器|>秦陵銅馬車

(1/2複製品) 秦時代
長158.5cm 高53.1cm 重512.05kg
1980年秦始皇陵西側出土
秦始皇兵馬俑博物館蔵
 秦陵の銅車馬は1980年に秦始皇陵の西側から出土した。大型の「安車」に属し、秦始皇帝陵の陪葬品である。この馬車は秦始皇帝の御用車隊に属する車馬の実物の半分に縮小した青銅製の模型である。
 この銅馬車は、単轅(車を引く軸)の双輪車で、4頭だてである。車廂は前後の両室に分かれており、前室は御者俑1人がいて、後室は主人の乗車室である。屋根は、植物でふいた形を模している。車の長さは3.17メートノレ、高さ1.60メートル、重さ1,241キロである。青銅製1,742個、金製737個、銀製983個の全部で3,462個の大小の部品で組み立てられている。そのうえに加彩する。製作は精巧、装飾も華やかである。 2,200年以上前にすでに3,400個余りの部品を一つに組み立てることがすでに可能であった。このことは中国、古代の芸術家と工人たちの知恵と高度な技術水準をあらわし、中華民族の輝かしい古代文明の歴史の証明でもある。出所:中国陝西省文物展悠久の遺産1987
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