青銅流雲紋犀尊　2009年8月30日更新

（複製品） 戦国時代
長57.8cm　高34.5cm　ロ長径11cm　重13.3kg
1963年陝西省興平県豆馬村出土
　 茂陵博物館蔵
　この犀尊は動物の姿を表現した酒器である。動物の造形は写実的で、犀の力強さと壮健な体格の特徴がうまく表現されている。全身にあざやかな金銀象嵌の流雲文が施され、金の糸が点々とつながり、本物の犀毛のように巧みにつくられている｡背中には蓋が付き、開閉もできる。犀口の部分には管状の短流がつけられ、中の液体を注ぐことができる。中国の青銅工芸技術が当時高度に発展していたことが知られる。出所：中国陝西省文物展悠久の遺産1987
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