(疒＋興）簋　2009年8月26日更新

西周時代
全高35.7cm･口径22.8cm･重量11kg
陝西省扶風県法門郷荘白村出土(1976年)
宝鶏市周原博物館蔵
　この簋は(疒＋興）の作ったものである。荘白村で発見された青銅器を埋蔵する穴から発見された。形には特徴がある。腹部の両側についた耳は獣首をなし、角はぐるりと丸まって高く器の口から上にとび出している。蓋の縁と器の頸部に重環紋を施すが、その他の部分はすべて百折紋で飾っている。蓋内と器底に同じ銘文14文字が見える。銘文によれば、先祖以来周王室に勤勉にはげみ、(疒＋興）も周王から佩飾りを下賜され、その栄誉を記念し、多福を祈念したことがわかる。出所：中国陝西省宝鶏市周原文物展
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