考古用語辞典 A-Words

時代別順

旧石器時代
新石器時代
神話時代
殷・周時代
春秋戦国
秦・漢・三国
晋・南北朝
隋・唐・五代
宋・遼・金・元
明・清

分野別順

基本用語
青銅器
陶磁器
金銀・玉器
石器・ガラス
彫刻・書画
絹・衣類
建造物・遺跡・墓
歴史名城
歴史人物
研究機関
研究者
面白テーマ

とう簋 2009年8月21日更新

とう簋

【和:とうき
【中:Dong gui
殷・周時代|青銅器|>とう簋

西周時代
全高20cm・口径22cm・腹深12.5cm・重量5.5kg
陝西省扶風県法門郷荘白村伯とう墓出土(1975年)
扶風県博物館蔵
 この簋はとうが作ったものである。構成は巧妙で、装飾も工夫が凝らされて生き生きとしている。器の両側には丸彫りで頭をあげ、とさかを真直につけた鳳凰形の耳が付く。蓋と身にはとさかを長く垂らし、尾を巻いた長い鳥紋が飾られている。鳳鳥は生き生きと真に迫って対峙している。蓋と器身には134字の同じ銘文が見られる。銘文によれば、とうが部隊を率いて安徴(揚子江下流域)一帯へ駐し、その地方の異民族を征伐した経過が記されている。なお、伯とう草墓からは盉、鼎、爵、觶、壷、戈、殳など18点の青銅器が発見されている。出所:中国陝西省宝鶏市周原文物展
関連用語:

Copyright 2006 abc0120 All rights reserved.