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エルミタージュ美術館(ロシア) 2009年8月4日更新

エルミタージュ美術館(ロシア)

【和:エルミタージュびじゅつかん
【英:The Hermitage
研究機関|>エルミタージュ美術館(ロシア)

 エルミタージュ宮殿が冬の宮殿として、建築家ラストレルリによって完成したのが一七六二年、壮麗なバロック建築である。その冬の宮殿に加えて、後に造られた小エルミタージュ、旧エルミタージュ、新エルミタージュの四つの建物が現在のエルミタージュ美術館である。一八三七年に内部が火災に遭っているが、二年後に復元され現在に至っている。
 一七六四年にベルリンの画商ゴズロウスキーからエカテリーナニ世が買った二百五十点の美術品がエルミタージュの最初のコレクションである。その後、世界各地から美術品、宝石、絨毯、メダルなどが集められた。が、これら目を見張るばかりの芸術品の美しさを鑑賞することができたのはごく限られた人たちだけであった。一九一七年の革命によって、ロシアの民衆の前に初めてその華麗な姿を現したのである。
 小エルミタージュは一七六四年から六七年に建てられたもので、エカテリーナニ世の非公式レセプションに使われた。屋上庭園を造り、その庭の両側に絵画の展示室を配し、正面には「孔雀の間」という美しいレセプションホールを造った。英国人が製作した孔雀時計とイタリア製のモザイクの床が実に美しく印象的である。旧エルミタージュは一七八七年に建てられ、現在は十三世紀から十六世紀のイタリア芸術が展示されている。新エルミタージュは一八四二年から五一年にかけて建てられた。この四つの建物が内部で結ばれて一つの大宮殿となっているのである。  二百五十点から始まったコレクションが、今では二百七十万点以上にのぼっている。一八六一年にギリシャとスキタイ芸術が加えられ、エジプト、メソポタミア芸術、ササニアンやビザンチンの銀製品、東洋美術品と集められていった。ナポレオンの最初の妻ジョセフィーヌから一八一四年に買ったコレクションもあり、一八一五年にはアムステルダムの銀行家のコレクションも加わった。
 主な所蔵品のうち、ラファエロの「コネスタービレの聖母」(一五〇二頃)は一八七〇年にペルシャで、レオナルド・ダ・ヴィンチの「リッタの聖母」は一八六六年ミラノで求められた。一九一五年のロシア王朝の最後の買い物がオランダとフレミッシュの絵画であった。
 革命後、近代フランス絵画のコレクションが加えられて、現在のエルミタージュ美術館が完成した。ロシア皇帝から旧ソビエト政府、ロシア共和国へと二百年の間に世界中から集められた美術品の宝庫が、エルミタージュ美術館である。
 エルミタージュには一五一六の部屋があり、そのうち展示室として使われているのが四百室である。日本になじみの深い、マチスの「ダンス」や「赤い部屋」、タヒチ時代のゴーギャン、ゴッホ、セザンヌ、ピサロ、モネ、ルノワール、ドガの作品や、レンブラントの「ダナエ」や「フローラを装うサスキア」「放蕩息子の帰宅」も見ることができる。出所:『美術館へ行こう』長谷川智恵子
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