考古用語辞典 A-Words

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朝鮮硯 2009年6月12日更新

朝鮮硯

【和:ちょうせんけん
【中:Chao xian yan
彫刻・書画|基本用語|>朝鮮硯

韓国の硯史については知らない。馬韓、弁韓、辰韓と言った三韓時代から交流のあった国であり、大陸文化とともに半島経由文化によって日本文化は形成され、多くの渡来人(帰化人)によって支えられたと言える。
日本出土硯の中に明らかに新羅系、百済系と区別できる硯がある。恐らくは韓国から持参したか、輸入したかのどちらかであろう。御坊山三号古墳出土の百済三彩円面硯(橿原考古学研究所蔵)は逸品である。
高麗朝、李朝の陶芸は高く評価されているが、この頃には石硯に移行していたのであろうか、陶硯の見るべきものは少ない。現在の北朝鮮から戦前一時入荷していた硯がある。
渭原石 鴨禄江の沿岸から産する粘板岩。紫色の中に青斑があり渭原端渓と称した。鋒芒が強くない。色が端渓ほどに冴えていない。
その他朝鮮産の硯石に鐘城石、大同江石、海川石、郭山石、藍浦石などの名があるが聞くのみで実体を知らない。重んぜられてもいない。出所:『文房古玩事典』宇野雪村
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