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リヨン歴史地区(フランス世界遺産) 2009年4月26日更新

リヨン歴史地区(フランス世界遺産)

【和:リヨンれきしちく
【中:
面白テーマ|世界遺産|>リヨン歴史地区(フランス世界遺産)

フランス第2の都市リヨンは、2000年の歴史をもっている。ソーヌ川とローヌ川の合流する辺りに町は位置し、現在旧市街(ヴュー・リヨン)といわれているソース川の西岸地区には、古代ガリア・ローマ時代の遺跡や、中世そしてルネサンスに至るまでの歴史が息づく。
紀元前43年、フルヴィエールの丘に、ユリウス・カエサルの元副官が、町を築いたのが始まり。2世紀には、ローマ帝国のガリア植民地の首府として発展する。丘の西側の中腹には、その時代の名残をとどめるローマ劇場がある。紀元前15年につくられた円形劇場は、1万人の観客が収容できる、フランス最大の野外ローマ劇場。今でも演劇が上演されている。
フルヴィエールの丘の麓には、フランボワイヤン・ゴシック様式のサン・ジャン大聖堂が建つ。12世紀に建てられた、初期キリスト教の洗礼堂や聖堂を、14世紀になって改築したものだ。十字軍の遠征で命を落とした、ルイ9世が葬られている。堂内の天文時計や、祭壇奥のステンドグラスは見事。ただ、フランス革命のとき、入口扉付近の彫刻がほとんど持ち去られ、残念なことに今では無残な跡しか残っていない。この辺りは、15~17世紀の建物が多く、細い石畳の道が迷路のように入り組んでいる。建物の回廊などを通る抜け道がたくさんあり、第二次世界大戦時のドイツ占領下はレジスタンスが利用していた。
丘の上のフルヴィエール教会は、1872年に建てられたもので、大理石とモザイクが美しい。屋根には青い天使像と黄金に輝く聖母マリア像が、リヨンの町を見下ろしている。教会の横の展望台からは、ルネサンスの町並みが残る旧市街、ハイテク産業や金融業などの近代的なビルが並ぶオフィス街までが一望できる。出所:世界遺産の旅
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