考古用語辞典 A-Words

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ヴェネツィアとその潟(イタリア世界遺産) 2009年4月18日更新

ヴェネツィアとその潟(イタリア世界遺産)

【和:ヴェネツィア
【中:
面白テーマ|世界遺産|>ヴェネツィアとその潟(イタリア世界遺産)

 世界広しといえども、こんな町はほかにはないだろう、外洲で外洋と隔てられた潟(ラグーナ)の中に点在する約120の島を、約150の運河と400もの橋が結ぶ。自動車が乗り入れることはできず、交通手段は徒歩と船だけ。
その中に、さまざまな建築美を訪る建物がひしめいている。オリエントの香りもするエキゾチシズム、そこはかとない憂愁、ヴェネツィアを舞台にした物語や映画には、外国人の旅情をそそるものが非常に多いのは、そんな特殊性のためかもしれない。そしてもうひとつ、ここが城壁で囲まれた閉鎖的な町でなく、開放的な町である点も、異邦人を誘惑する。
 「サン・マルコ広場」は外洋に面した表玄関だ。中央を流れる大運河(カナレ・グランデ)を行けば、邸宅の玄関がみなこちらを向いている。誘われて町に足を踏み入れると、狭い路地が迷路のように入り組み、異邦人は迷宮の迷子になる。 ヴェネツィアは、かつてその海運力で地中海を支配した欧州最強の共和国だった。その交易力と富は、キリスト教文化にオリエントの文化が融合した独自の文化の大輪を咲かせた。ビザンチン、イスラム、ゴシック、ルネサンス、そしてバロックと、あらゆる様式の建築や美術が博物館のように集まっている。それが、イタリアの一都市という以前に「アドリア海の女王]と呼ばれ、地中海の中心都市として繁栄していた歴史を物語る。 今、ヴェネツィアは、水の浸食によってゆるやかに沈みつつある、それを食い止めようと、イタリアだけでなく世界が必死に努力している。 出所:世界遺産の旅
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