考古用語辞典 A-Words

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ムザブ谷(アルジェリア世界遺産) 2009年4月1日更新

ムザブ谷(アルジェリア世界遺産)

【和:ムザブたに
【中:
面白テーマ|世界遺産|>ムザブ谷(アルジェリア世界遺産)

アルジェから約600km南のムザブ地方に、狭い谷間を利用してつくられた要塞都市が点在する。ガルダイアを中心に、エル・アーティフ、ブー・ヌーラ、ベニ・イスゲン、メリカ、そして少し離れてベリアース、ゲラーラと、全部で7都市があり、それぞれを結ぶワジ(涸れ川)が交通路の役割りを果たしている。
ここは11~12世紀に、イスラム教の傍流であるイバート派を受け継ぐムザム族が築いた町で、今も厳格なイスラム教徒が独自の伝統と文化を守って生活している。彼らは高度な灌漑システムをもっており、砂漠の土地にナツメヤンの生い茂るオアシスをつくって農業を行うほか、別荘地を設けて避暑地としても利用している。谷の斜面に張りつくように建てられた家屋は、町の中心にあるミナレットを頂点としてピラミッド形を構成している.また、厚い外壁にはベージュやライトブルーなど明るい色が塗られ、窓がなく、頑丈な扉を備えた家屋はこの地独特のものだ。ル・コルビュジェら、近代の建築家たちが絶賛したという、ユニークで統一された美しさがこの町の特徴といえる。出所:世界遺産の旅
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