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フエ建造物群(ベトナム世界遺産) 2009年3月23日更新

フエ建造物群(ベトナム世界遺産)

【和:フエのたてものぐん
【中:
面白テーマ|世界遺産|>フエ建造物群(ベトナム世界遺産)

ベトナム最後の王朝、グエン(阮)朝(1802~1945年)の首都として繁栄したフエ(順化)。内乱と被支配の続いた地に、グエン朝ゆかりの建物が点在する.フォーン川を挟んで、新市街の対岸にある旧市街は、人通りも少なく、静かなたたずまいを見せる.旧市街の中心部には、1805年に着工され、1822年、 ミンマン(明命)帝の治世に完成したグエン期王宮が広がる。
中国の故宮を模したこの王宮は、厚い壁と濠に囲まれ、一辺2.2Kmのほぼ正方形をしている。石造りの王宮門は、正午になるとちょうど真上に太陽が昇ることから、午門とも呼ばれる.その正面にある太和殿は、政務や儀式の執り行われた所で、随所に龍の装飾が見られる。かつて、その裏手には小規模ながら中国の紫禁城をまねてつくられた城があった。城内の建物はほとんどが、インドシナ戦争やベトナム戦争によって消失し、残っているのは、ベトナムの伝統的な建築様式を取り入れた興廟や、3層からなる楼閣建築の顕臨閣など十数棟である. ベトナム統一を果たしたグエン朝だが、その初期にフランスの援助を受けたことが、1885年のフランスによる植民地化への道を開いた。
フエの郊外には、グエン朝歴代皇帝の墓廟が点在する。国内が安定していた時期、皇帝たちは宮殿の改築よりも、自らの陵墓の建築に熱心であった.グエン朝を全盛期に導いたミンマン帝の墓は、自然を巧みに利用した回式陵墓で、中国風物t物はほかの陵墓に比べて威厳がある。そのほ、白亜のバロック式陵墓のカイディン(啓定)帝廟や、ハス池の際に建つトゥドゥック(嗣徳)帝廟なども美しい。出所:世界遺産の旅
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