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三彩馬 2009年3月21日更新

三彩馬
【和:さんさいうま
【中:shan cai ma
隋・唐・五代|陶磁器|>三彩馬

唐時代(8世紀)
  高:67.3cm 長:76.3cm
生き生きとした造形の馬。馬体には白泥を置いて白斑を表し、手綱を緑釉、手綱の装飾を黄釉、鞍を褐釉で色づけている。鞍の上に目跡が残っているが、これはもともと騎馬人物像が乗っていたものと考えられる。また焼成時に均一に火を通すため、腹部には穴が空いている。生前の生活を地下に再現する如く、貴紳の墳墓を華麗に飾った唐三彩の代表的作例。
中国では紀元前5000年頃には既に土器が作られ始めていました。さらに、その用途によって形や色彩を豊かに広げていきました。漢時代になると貴族の厚葬願望の高まりによって色鮮やかなやきものがつくられ、それは唐時代の三彩まで続きました。唐時代には貿易も活発に行われ、さまざまな国が交流を深めた時代であることから、この頃のやきものは異国的な器形や色彩が特徴的です。
戸栗美術館所蔵
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