五彩金襴手婦女形水注　2009年3月20日更新

景徳鎮窯
明時代・16世紀
高さ：33.1cm
住友グループ寄贈
舞を舞う女性の姿をかたどった水注である。頭頂の髷が蓋に、高く上げた右手の袖口が注口になっている。衣服の文様を赤、青、緑などの上絵の具で描き、赤く塗りつぶした部分と白地部分にのみ金彩を加える。金彩の保存状態は比較的良い。底部は高台を削り出し、高台内に青花で「富貴佳器」銘が書かれる。畳付ほぼ一周に砂粒が付着している。宝永六年（1709）の箱書きがあるが、伝来は明らかではない。ロンドン大学のデイヴィッド・コレクションに類品がある。
大阪市立東洋陶磁美術館所蔵 出所：書の至宝-日本と中国2006
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