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大燈国師上堂語 2009年3月18日更新

大燈国師上堂語
【和:だいとうこくしじょうどうご
【中:Da deng guo shi shang tang yu
彫刻・書画|>大燈国師上堂語

一休宗純
一幅
紙本墨書 縦一二七・四 横三七・三
室町時代・十五世紀
東京国立博物館
一休(一三九四―一四八一)は大燈国師(一二八二~一三三七)、さらには虚堂智愚(一一八五―一二六九)の神風にまで遡って研鑽を積む、きわめて純粋な理想主義者であった。したがって、当時の腐敗した禅宗には耐えかねて、これを強く批判し、さらに、世間体を重視し権門におもねる僧侶たちに対しても、強い姿勢で臨んでいた。そのために、これらに対する非難も尋常ではなく、さまざまな奇行が知られるが、これは社会への反骨心であり、抵抗精神を示すものでもあった。「偈頌」(東京国立博物館)には、虚堂七世の孫と落款にも記しており、そのすさまじいばかりの自負心が伝えられる。
これは、 一休が最も尊敬する人物の一人である大燈国師の上堂、すなわち、法堂にのぼって法を説いた語を揮毫したものである。運筆の緩急、行のうねりや余白などからは、 一休の卓越した書才を偲ぶことができ、彼の書の魅力を遺憾なく発揮したものといえよう。落款の「狂雲子」はその号。出所:書の至宝-日本と中国2006
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