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舎利啓白文 2009年3月18日更新

舎利啓白文
【和:しゃりけいびゃくもん
【中:She li qi bai wen
彫刻・書画|>舎利啓白文

大休正念
一巻
紙本墨書
縦二八・五 全長三二七・九
鎌倉時代・建治四年(一二七八)
東京国立博物館
大休正念(仏源禅師、 一二一五~八九)は中国・南宋時代の高僧で、文永六年(一二六九)北条時宗(一二五一八四)の招請をうけて来日した。蘭渓道隆(大覚禅師、 一二一三―七八)や無学祖元(仏光国師、 一二二六~八六)とも親交があり、両者とともに大陸風の禅を、鎌倉に植えつけた功績は高く評価される。
本作は、源実朝(一一九二―一二一九)が中国の能仁寺から招請した仏舎利を称賛する内容で、舎利は仏そのものでありその供養は仏道成就に至らしめるものと説き、仏舎利の功徳について述べている。なお、当時円覚寺住持であった大休正念が北条貞時に熱心に建議し、この仏舎利を安置するため、円覚寺境内に舎利殿が建立された(永禄六年〈一五六三〉焼失)。その書は、宋風の楷書の典型とされ、張即之(一一八六―一二六三)の影響が指摘される。鋭い筆峰と清冽な気品溢れる書風は、舎利への純粋な思いに裏打ちされたものといえる。出所:書の至宝-日本と中国2006
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