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双鳳双馬文鏡 2009年1月31日更新

双鳳双馬文鏡
【和:そうほうそうばもんきょう
【中:Shuang feng shuang ma wen jing
隋・唐・五代|青銅器|>双鳳双馬文鏡

一九六三年 陝西省西安市出土
青銅、鋳造・銀平脱・鍍金・加彩
径30.0、縁厚1.8
唐 八世紀
陝西・陝西歴史博物館
双鳳双馬文鏡,平脱によって文様を表現した鏡であるが、こちらは円形になる。
鏡背には、宝相華唐草文を展開させた中に、各二組の鳳凰と馬(天馬)のほか、鶴や小禽を散し、外用に花文をめぐらせている。鳳凰の羽や馬の体毛さらに花文の脈といった文様の線状は、刻出ではなく、裏側からの打出しによって浮き出させたもので、平脱の中では特異な技法を示す。また、馬のたてがみ、鳳凰の目と羽の一部、文様の一部などに見える金色は、鍍金によるもので、それによって、あたかも金銀の薄板を併用したかのような見映えとしている。地には、部分的に紅色の彩色痕も認められる。
鳳凰の肢体の表現などは、双鳳宝相華文鏡と比べると、やや生彩を欠くものの、この種の数少ない遺品の一つとして、なお注目に値しよう。二片に割れていたものが、中央部で接合、補修されている。出所:唐の女帝・則天武后とその時代展1998
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