考古用語辞典 A-Words

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増一阿含経摘要  2008年09月27日(土)更新

増一阿含経摘要
【和:そういつあごんきょうてきよう
【中:Zeng yi a han jing zhai yao
晋・南北朝|彫刻・書画>増一阿含経摘要

紙本墨書
縦45.0 横71.0
北朝
敦煌研究院0480号
 首尾をともに欠く。二六行がのこる。 一行十一から十五字でそろっていない。「欲飲酒」に始まり、「最重口行」に終わる。紙は麻紙で、繊維は比較的粗い。書法はけっしてすぐれているといいがたい。敦煌文書の中でこのような写本はきわめて少ない。首尾を欠き、字もまたはっきりとしないため、我々はこれを「聴経手記」と名付けた。聴経手記とは本来、聞き手がその大意をそのまま記したもののことである。本件ではそうはいかなかった。経を再三調査した結果、『増一阿含経』の中から出典を探し出した。これは何がしかの品の中の、いくつかの原文を抜粋したもので、おのおのの意味がまるでつながらない部分もある。さらに甚だしいことにはこの短い二六行という文において『増一阿含経』の中の、声開品第二八・塔上品第三一・善衆品第三二・五王品第三三・聴法品第三三など少なくとも五品が含まれているという事実である。首尾の残欠により、目下のところすべての出所を明らかにするには至っていない。出所:『砂漠の美術館-永遠なる敦煌』中国敦煌研究院設立50周年記念

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