考古用語辞典 A-Words

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百喩経巻上  2008年09月27日(土)更新

百喩経巻上
【和:はくゆきょうかんじょう
【中:Bai yu jing juan shang
晋・南北朝|彫刻・書画>百喩経巻上

紙本墨書
縦24.5 横15.1
北朝
敦煌研究院0360号
 わずか八行からなる。書体は隷書で、紙の質は比較的厚く、界欄は墨線である。「未得泥洹諸梵志言佛未得泥洹何従知為樂」に始まり、「百梵志皆得阿羅漢道」に終わる。『百喩経』は南斉の求毘那地が訳した経典である。宋・元版はいずれも上下ニ巻に、高麗蔵は四巻に分かれる。『大正蔵』は高麗蔵を底本とし、やはり四巻に分かれる。この写本の経文は『百喩経』の序分、すなわち始まりの部分にあたる。『大正蔵』は巻一の末尾に置く。指摘すべき点としてはこの写本と伝世本の『百喩経』の間には食い違いが多く、内容にも差異がある。写本は諸梵志が最後に「阿羅漢道」を得るとするが、伝世本は「須陀洹果」を得るとしている。二者の品位は同じでない。しかし、『百喩経』は一訳のみであるとされてきた。はたして求那毘地とは別の訳本が存在するのであろうか。この発表を機に、疑間を明らかにしていきたい。
ロシア蔵敦煌文書の中にも『百喩経』が一点があり、三つの物語がのこる。その物語の順序は現行のものと同じでない。
本件の字体は北涼沮渠氏の遺物にきわめて近く、訳経後まもない写本とみるべきで、 いっそう貴重である。出所:『砂漠の美術館-永遠なる敦煌』中国敦煌研究院設立50周年記念

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