考古用語辞典 A-Words

時代別順

旧石器時代
新石器時代
神話時代
殷・周時代
春秋戦国
秦・漢・三国
晋・南北朝
隋・唐・五代
宋・遼・金・元
明・清

分野別順

基本用語
青銅器
陶磁器
金銀・玉器
石器・ガラス
彫刻・書画
絹・衣類
建造物・遺跡・墓
歴史名城
歴史人物
研究機関
研究者
面白テーマ

菩薩頭部  2008年09月23日(火)更新

菩薩頭部
【和:ぼさつとうぶ
【中:Pu sa tou bu
晋・南北朝|彫刻・書画>菩薩頭部

塑造彩色
高16.5
北魏
  幅広く髻を結い上げ、豊かな髪を肩に垂らしている。両耳の上から冠帯を左右に裾拡がりに垂らし、刺突によって連点をあらわした耳璫 を耳朶から下げる。冠帯左右の欠失部には結び目がついていたはずである。面部は両目と鼻が欠損しているほかはよく残り、楕円形の顔の輸廓、大きく弧を描いた長い眉や、両端を上げてほのかな笑いを浮かべた唇に、五世紀後半大和期の仏像ののびやかな表情を感じとることができる。その眉の弧線は、二仏並坐像を本尊とする第二五九窟の塑像のそれに近い。同窟の南北側壁下段の亀内塑像脇侍像の頭部であった可能性も考えられる。
この頭部は頚下部の破断面で見ると、芦で巻いた本心(頚下部で折損)に藁苆入りの荒土をつけて概形を造り、その上に麻の繊維を混ぜた塑土で細部まで造型し、表面に薄く細土をかけて仕上げたさまがうかがわれる。表面は弁柄を塗った上に白土地彩色を施している。冠帯に白緑、肉身に淡紅色が残り、ひげは緑青で描いている。なお後頭部は下半が欠損するが、上半はまるみを帯びた平らな面に仕上げられ、仕上土と彩色が僅かに残っている。光背は壁面に描かれていたことがわかる。出所:『砂漠の美術館-永遠なる敦煌』中国敦煌研究院設立50周年記念

Copyright 2006 abc0120 All rights reserved.