考古用語辞典 A-Words

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石製六博棋盤  2008年08月28日(木)更新

石製六博棋盤
【和:せきせいりくはくきばん
【中:Shi zhi liu bo qi pan
春秋戦国|石器・ガラス>石製六博棋盤

石 
縦44.9 横40.1 重1.8kg
1974年中山王陪葬墓出土
 棋盤は黄褐色の石板を合わせて出来ている。六博棋盤の規矩文が彫られ,文様は漢時代の「規矩文」鏡に似ている。規矩文の下には,蟠螭文・獣面文・虎文などが一面に浅く浮き彫りされている。周辺は渦文が取り巻く。六博に関する資料は,近年しばしば発見されている。湖南省長沙馬王堆,甘粛武威,河南省霊宝などはその例である。二人が対局しているのもあれば用具一式の発見もある。中でも馬王堆前漢墓出土の棋盤は,大変具体的である。このことから漢時代の「規矩文鏡」と呼ばれていたものは,実際は六博文鏡であることがわかる。また戦国時代すでに六博があったという事実も初めての発見である。出所:「中山王国文物展」-中国戦国時代の雄 

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