考古用語辞典 A-Words

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山水人物図  2008年08月05日(火)更新

山水人物図
【和:さんすいじんぶつず
【中:Shan shui ren wu tu
明・清|彫刻・書画>山水人物図

文徴明(1470-1559)
明(1368-1644)
紙本墨画淡彩,掛幅装
330.5×101.5cm
北京故宮物院蔵
 文徴明は、初名は壁、字を徴明といい、のち字で呼ばれるようになり、さらに字を徴仲とした。長州(江蘇省蘇州の人。かつて翰林待詔(文学研究を行う官職)を授かったが、のち辞して帰郷した。書画に秀で、山水、人物、花鳥画を得意とする一方、文学者としても知られる。彼は絵を元代の画家に学び、とりわけ趙孟頫や王蒙の絵に対しては「神会意解」(魂で通じ合うものがある)という。澄んだ潤いのある細やかな筆触で江南地方の山川樹木を描き、若い頃の繊細な筆法とは対照的に、壮年期には筆使いが粗放になるが、秀麗優美な画風を失うことはなかった。「呉門四大家」の一人。この図は細密描写的な筆法で険しい山峰や高い松、山中に生い茂る木々が描かれ、それらが画面全体を覆っている。麓には湖水があり、水辺には高士が一人見え、もう一人書巻を抱いて歩いて来るものがいる。松は細筆で輪郭し、山石や遠景の樹木は意のままにこまごまと描きこんでいるが、深緑のしげみなど生動感がある。画面全体を埋め尽くす構図は力にあふれ、彼の作品としては稀に見る大作である。自賛の七言絶句「碧樹蔭風を鳴らし、潤草香し。清蔭地を満たし、昼偏へに長し。長安の車馬、塵明の面誰か識る空山五月の涼を。」が画中にあり、落款は「徴明」、印は「文徴明印」(白文方印)、「衡山」(朱文方印)。画面の下左右の隅に「紗吉祥」、「秀水朱氏潜采堂図書」などの方印3類がある。出所:北京・故宮博物院名宝展-紫禁城と中国4000年の美の秘宝

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