考古用語辞典 A-Words

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紫檀製七宝嵌装衝立   2008年07月25日(金)更新

紫檀製七宝嵌装衝立
【和:したんせいしっぽうがんそうついたて
【中:Zi tan zhi qi bao qian zhuang chong li
明・清|彫刻・書画>紫檀製七宝嵌装衝立

紫檀製・七宝
通高:309.0cm 長さ:376.Ocm 幅:31.0cm
皇帝用宝座・荘厳具一揃 
 衝立は紫檀材で製作されており、五扇に分かれている。彫刻が施された各扇枠内には七宝板が嵌め込まれている。七宝板には蝙蝠と流雲の文様がほどこされ、その間は、"卍″字繋ぎ文が地文様となっている。これは「宏福斉天」(福の大きさは天にも等しい)を意味し、"卍″字は吉祥、永久の象徴である。衝立の上部及び両側部分には夔寵(龍に似た伝説上の獣)の文様の透かし彫りが、枘で接続されている。衝立上部には、中央及び各扇に板が張られ、蝙蝠と磬の文様が浮き彫りされている。下部分の板にも草龍文(体に草のような文様のある龍)が浮き彫りされている。衝立は全体に八の字形に広がり、安定感のあるゆったりとした造りになっている。出所:北京・故宮博物館名宝展-紫禁城と中国4000年の美の秘宝

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