考古用語辞典 A-Words

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「五福五代堂古稀天子宝」印   2008年07月25日(金)更新

「五福五代堂古稀天子宝」印
【和:ごふく ごだいどうこ きてんしほう いん
【中:[Wu fu wu daitang gu xi tian zi bao]yin
明・清|金銀・玉器|彫刻・書画>「五福五代堂古稀天子宝」印

清・乾降年間(1736-1795)
青玉製
通高:8.5cm 印面:12.7×12.7cm 鈕高:4.3cm
乾隆帝の玄孫(やしゃご)の誕生を記念して彫られた玉璽(皇帝の印章)
 清代乾隆帝の著名な玉璽の一つである。乾隆45年(1780)、乾隆帝70歳の誕生日に、唐代の詩人杜甫の詩、「人生七十古来稀」の意をもって、「古稀天子之宝」が彫られた。この後、乾隆帝は自らを「古稀天子」と称した。乾隆49年(1784)、乾隆帝は玄孫(やしゃご)を得、五世代が一堂に会することとなる。乾隆帝は、これを古来稀に見る盛事として非常に喜んだ。そこで紫禁城東路の寧寿宮後方にある、景福宮の「五福堂」の扁額を「五福五代堂」と改め、併せて「五福五代堂記」の一文を記した。同時に、この「五福五代堂古稀天子宝」を彫らせ、その記念とした。この玉璽の鈕(つまみ)には交龍(二頭の龍がからみあう姿)がデザインされており、その彫刻は見事で、かつ格調が高い。乾隆帝が使用した印章の中でも代表的なものである。出所:北京・故宮博物館名宝展-紫禁城と中国4000年の美の秘宝

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