考古用語辞典 A-Words

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三彩鴨形鉢     2008年07月15日(火)更新

三彩鴨形鉢
【和:さんさいかもがたはち
【中:San cai ya xing bo
隋・唐・五代|陶磁器>三彩鴨形鉢

高24.8
唐時代・7-8世紀
東京・静嘉堂文庫美術館
 首を後ろに振り向け、羽を休める鴨の姿をかたどっている。胴は中空であり、尾の部分は8曲の長杯の形に作られていることから、おそらく銀器を写した器形なのであろう。円点文で2重に囲まれた円形の台座の上に載っており、翼には唐草文が表わされている。型を用いて成形されているが、鴨の表情は生き生きとしており、とくに胸から胴にかけての力強い張りが印象的である。深い発色の緑釉、褐釉もていねいに塗り分けられており、特別な目的のために入念に作られた三彩器であることがうかがわれる。出所:『遣唐使と唐の美術』

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