考古用語辞典 A-Words

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三希堂法帖初拓     2008年06月22日(日)更新

三希堂法帖初拓
【和:さんきどうほうちょうしょたく
【中:San xi tang fa tie chu tuo
明・清|彫刻・書画>三希堂法帖初拓

(全32冊のうち第1冊~第8冊)
清 乾隆年間 
縦35.5cm 横30.5cm
  三希堂法帖、全称「御製三希堂石渠宝笈法帖」。乾隆皇帝弘暦は王羲之の「快雪時晴帖」、王献之の「中秋帖」、王珣の「伯遠帖」の墨蹟を手に入れ、これを愛して離さず、養心殿西暖閣の「温室」を「三希堂」と名づけて、ここにおさめた。乾隆九年、弘暦は内府に収蔵していた書画の名品目録「石渠宝笈」をつくることを命じた。三希堂法帖は乾隆十二年(1749年)に、弘暦の勅命で、梁詩正らの大臣が内府にあった歴代の法書墨蹟を精選し、宋璋らが刻して六年間の年月をかけて完成したもの。合わせて三十ニ冊、上述の三つの法帖のほかに、魏・晋より明の末までの百三十余名の書家の作品三百余点と跋二百余、印章千六百余顆が収録されている。宋の「淳化閣帖」「大観帖」に見習って、各書家の作品を年代順に並べ、名書家の鑑賞跋を附してあり、魏・晋より明に至る一千余年の楷書、行書、草書の変遷と各時代の帖学の風格と流派を研究する上での系統的資料である。本品は乾隆年間の初拓本で、刻字が情密、墨蹟の原来の風格をとどめている。紙と墨は宮廷特製の清水連四紙と「三草墨」を用い、墨の色があざやかで、目を奪うばかりの珍品である。出所:『北京博物院・清朝宮廷文化展』

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