考古用語辞典 A-Words

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武当山古代建築物群      2008年05月22日(木)更新

武当山古代建築物群
【和:ぶとんさんこだいけんちくぶつぐん
【中:Wu dang shan gu dai jian zhu wu wun
面白テーマ|>武当山古代建築物群

  武当山は湖北省十堰市内に位置する。主峰の天柱峰は海抜が1612メートルで、天まで届くように空高くそびえ立っている。周辺には72の山峰があり、24本の谷川の間には奇異な岩窟が奥深いところにあり、白い雲と緑の樹木が互いに引き立てあって、いろとりどりの景観を形成している。
武当山の古代建築物群は唐の貞観(627年-649年)の頃に築造を始めたもので、明の永楽21年(1423年)に完工し、「九宮九観」(宮殿が9カ所、道観が9力所)、36の尼寺、72の岩窟廟のある道教の建築物群が形成されている。武当山の古代建築物群は全体としての構想が級密で、軽重がはっきりしており、配置も合理的である。既存の建築物の規模の大きさ、 レベルの高さ、神仏の像、供え物およびその器具の種類の多さは中国に現存する道教の建築物群の中でも全く目にすることはない。
紫霄宮
北宋の宣和(1119年-1125年)の頃に築造された紫霄宮は展旗峰のふもとに位置し、海抜は804メートル、南向きで、武当山で最も完壁に保存されている宮殿の一つである。明の永楽10年(1412年)に玄帝大殿、山門、廊下、碑亭などの建築物が160余りも築造され、「太玄紫霄宮」という名が下賜された。嘉靖31年(1552年)、紫霄宮にはさらに860の道教の建物が増築された。
金殿
天柱峰の頂上に位置し、普通は金頂とも呼ばれ、海抜は1612メートル。純度の高い金色の銅殿は永楽14年(1416年)に築造され、東向きで、建築物全体がそびえ立つ天柱峰の気勢を十分に生かしたものであり、明代の皇室建築物の建築様式で巧みに宮殿が配置されており、神の権威が最高であるという考え方を強調したものである。この宮殿は中国に現存する最も早い時期の銅殿である。出所:『ようこそ北京五輪(オリンピック)2008』

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