考古用語辞典 A-Words

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銅製方格亀甲文円鏡       2008年05月03(土)更新

銅製方格亀甲文円鏡

【和:どうせいほうかくきっこうもんえんきょう
【中:Tong zhi fang ge gui jia wen yuan jing
宋・遼・金・元|青銅器>銅製方格亀甲文円鏡

北宋 10世紀
直径16.0cm
 全面が緑青に覆われた円鏡である。外縁部をやや厚めに造る以外は扁平な鏡である。
鏡背は2重の円圏とその外側の列点文の方形区画によって3分されている。中央の円鈕の周囲に列点文をめぐらし、さらにその周囲に九弁花文を五つ配する。それらを取り図む2重円圏線の間には四弁花がめぐり、さらに方形区画との間の空間、四隅にも九弁花文が一つずつ配されている。方形と鏡縁の間はやや細長い2重亀甲文形の小区画に区切られ、そのそれぞれに四弁花文が表されている。縁にそって列点文がはじる。
この鏡のように、条線や列点文によって鏡背面を円形と方形に区切り、それぞれに細かな文様によって装飾した鏡は北宋や遼時代を通じて流行した形式で、この時代の代表的な鏡形式である。出所:『地下宮殿の遺宝中国河北省定州北宋塔基出土文物展』

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