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饕餮文戈 2007年12月27日(木)更新

饕餮文戈

【和:とうてつもんか
【中:Tao tei wen ge
春秋戦国|青銅器>饕餮文戈

春秋晩期
青銅
長30.2cm 闌幅13.4cm 重353g
1972年江川県李家山出土
 雲南省博物館所蔵
 武器。援はまっすぐで胡はなく,内は長方形である。援に,変形した饕餮文,S字形雲文が地の文様として鋳出されている。頂端には雲文が鋳出されている。饕餮文は獣面文とも言い,古代伝説に登場する貧欲な兇獣の顔面を象徴化した文様で,人に恐怖と神秘の感覚を抱かせる。これは中国の殷(商)周時代の青銅器の主要な装飾文様である。雲南青銅器の装飾には饕餮文は多くはなく,わずかに数例あるのみである。ただしそれだけでも,中原文化と滇文化の交流と影響を反映している。出所:「雲南博物館青銅器展」

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