考古用語辞典 A-Words

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三年(疒+興)壷 2007年10月11日(木)更新

三年(疒+興)壷

【和:さんねんこうこ
【中:San nian xing hu
殷・周時代|青銅器>三年(疒+興)壷

青銅
高66.2cm、重25.5kg
1976年陝西省扶風県荘白村出土
西周時代・前9世紀
周原文物管理所蔵
 荘山1号窖蔵の遺物のうち、微伯(疒+興)の器は、もっとも多く43点発見された。鬲、盨、簋、爵、鐘などさまざまな器種があるが、そのなかで、「これ(王の)三年」から始まる銘文をもち「三年(疒+興)壷」と呼ばれるものが2点ある。(疒+興)は牆の次の当主である。蓋は落し蓋になっており、器の中に納まる部分に銘文がある。王の催した饗礼において特に召し入れられて、食物などを与えられた(疒+興)が、天子の賜りものを有難く拝領し、祖先と亡父のためにこの器を作ったとある。 出所:「中国国宝展」

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