考古用語辞典 A-Words

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玉琮2(良渚文化) 2007年09月30日(日)更新

玉琮2(良渚文化)

【和:ぎょくそう
【中:Yu cong
新石器時代|金銀・玉器>玉琮2(良渚文化)

新石器時代・良渚文化・前3500~2500年頃
1987年浙江省余杭県瑤山19号墓出土

高4.5cm、外径7.9cm、孔径6.7cm
浙江省文物考古研究所蔵
 琮は、縦方向に丸い孔を穿った筒形の玉器で、良渚文化で特に流行した。宗教儀礼に用いたと想像されるが確かなことはわからない。孔に何かを差し込んで立てるのに用いたとする説もある。
金属製の刃物がまだ存在しなかったこの時代に、硬い玉をここまで加工するには相当の労力を要したであろう。玉の塊を打ち害1った後は、砥石や、磨き砂を付けた木や竹、革などを用いて、文字通り気長に磨っていくほかなかったと思われる。細かい紋様を刻みつけるには、石英やサメの歯、ダイヤモンドなどを用いたとする説がある。
玉琮2は、玉琮1の中段の顔を大きく表わしたものと思われる。両者を比べると玉琮1の顔は口が省略されていることがわかる。出所:「中国国宝展」

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