考古用語辞典 A-Words

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銀碗 2007年09月13日(木)更新

銀碗

【和:ぎんわん
【中:Yin wan
宋・遼・金・元>金銀・玉器>銀碗

西夏 

口径10.6cm、腹径7.5cm、高5.6cm
1976年寧夏回族自治区霊武県出土
寧夏博物館蔵
開いた口、豊かな胴部からなり、平底で文様はない。碗内の底に西夏文字が3字墨書され、漢訳すると「三両半」の意で、器の重量を注記したものである。測定によればこの碗の重さは137.5gである。これによって、西夏の「一両」は約38~39.1gで、北宋の「一両」の39~40gよりやや少ないことが推定できる。このデータは中国古代の度量衡制の一つの空白を埋めたばかりでなく、また西夏の度量衡制の研究のために重要な実物資料が加わったことになる。出所:『敦煌・西夏王国展』図録

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