考古用語辞典 A-Words

時代別順

旧石器時代
新石器時代
神話時代
殷・周時代
春秋戦国
秦・漢・三国
晋・南北朝
隋・唐・五代
宋・遼・金・元
明・清

分野別順

基本用語
青銅器
陶磁器
金銀・玉器
石器・ガラス
彫刻・書画
絹・衣類
建造物・遺跡・墓
歴史名城
歴史人物
研究機関
研究者
面白テーマ

石青色刺繍五彩雲蝠金龍文朝褂(皇后朝服) 2007.08.14更新

石青色刺繍五彩雲蝠金龍文朝褂(皇后朝服)

【和:せきせいしょくししゅうごさいうんぷくきんりゅうもんちょうかい
【中:Shi qing se  ci xiu wu cai yun fu jin long wen chao gua
明・清|絹・衣類>石青色刺繍五彩雲蝠金龍文朝褂

清(光緒期)
光緒帝の皇后が朝服の上に着用した石青色の打掛
衣服類
総丈130cm,肩幅44cm,裾幅102cm
北京故宮博物館蔵
この褂は丸襟,前身頃開きで,左右両裾はスリットが入っている女性用朝褂です。これは石青色の繻子を表地として,前後に二匹ずつ相対している立龍が刺繍されています。それらの龍はすべて,珠宝と戯れるさまを示し,この間に五色雲,蝙蝠および八宝文が配置されています。蝙蝠は口中に彩帯で寿桃,磬や卍をつないだ吉祥を含んでいます。褂の下は海水江崖で。その上に珊瑚,方勝,磬戟,古銭,出水龍,犀角,卍,珠宝などの吉祥文が飾られています。花文はすべて〝万代福寿〝"吉慶有余″の意味を持ちます。金メッキの花ボタンが五個付けられています。この朝褂は紅,紺,黄,緑,白,赤みがかった浅紫色などの色糸を主要色として,斉針,反戧,散套,平套,平金,滾針,揖線などの刺繍技法を用い,また二色から四色を用いて暈繝彩色の刺繍を施しています。服の周縁には石青色の織金〔金襴〕が施されています。これは皇后が春秋の重要な祭祀のときに,朝袍の上に着る礼服です。出所:『紫禁城の后妃と宮廷芸術』

関連情報

Copyright 2006 abc0120 All rights reserved.