4～7世紀
1980年陝西省西安市東郊出土
金
直径1.7cm 重さ2.4ｇ
西安市文物園林局蔵
金貨の表面には王冠をいただき、片手に槍、もう片手に盾をもつ胸像が鋳され、そのまわりを銘文が一周している。しかし、金貨の角の部分はすでに切断され、銘文の半分が失われてしまっている。銘文はおおむね「DNTIIEDOSIVSPFAVG」と判読でき、古代ラテン語の縮写として「われわれの主、ディオドセス、敬虔な幸福、至尊（皇帝）」という意味と考えられている。裏面には十字架をもつ有翼の勝利の女神像があり、「VICTORI ∧∧VCCCZ」ならびに「CONO」という銘文が配すむされている。この金貨は東ローマ帝国のディオドセスー世または二世の時代のものであろう。出所：『中国の金銀ガラス展』

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