考古用語辞典 A-Words

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紅藍色菱格紋頭巾 2007.07.26更新

紅藍色菱格紋頭巾

【和:こうらんしょくりょうかくもんしとうきん
【中:Hong lan se ling ge wen si tou jin
晋・南北朝|彫刻・書画>紅藍色菱格紋頭巾

漢~晋
1995年新彊ウイグル自治区民豊県ニヤ1号墓地3号墓出土

長さ1 7 5cm、幅37cm、
新彊維吾爾自治区文物考古研究所
赤と青の絹糸でチェック模様に平織りした生地に、細かな飾り刺繍を施した、色彩鮮やかなスカーフである。養蚕・製糸・織綿は中国の発祥である。殷(商)代にはすでに養蚕があり、奏漢代では大量の絹織物が生産されるようになり、中国のみならずシルクロードを経由して西方世界でも珍重された。このスカーフが出土したニヤは当時精絶国と呼ばれたオアシス国家があったところで、東西の交易が盛んだった。このスカーフは砂嵐や強いひざしから顔を守るために使われたものと思われる。出所:「世界四大文明・中国文明展」

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