考古用語辞典 A-Words

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銅偶方彝 2007.07.16更新

銅偶方彝

【和:どうぐうほうい
【中:Tong ou fang yi
殷・周時代|青銅器>銅偶方彝

殷(商)
1976年河南省安陽市殷墟婦好墓出土
青銅
高さ60cm、口辺17.5cm(縦)・69.2cm(横)、重さ71kg
中国社会科学院考古学研究所
寄棟屋根の形をしたふたを持つ青銅酒器で、二つの方彝(四角い酒器)がつなぎ合わさったような形をしていることから、偶(”対”の意)方彝と呼ばれる。屋根には紐と呼ばれる二つの突起が付き、口縁部付近には7本の梁先が見える。特異な造形はともより、文様もまたそれぞれの部位には複雑かつ精緻に施され、殷(商)代青銅器鋳造技術の高さを示していよう。内壁の底部には、殷(商)王朝第22代武丁の妃とされる「婦好」の銘があり、彼女が生前に使っていた酒器のひとつとされる。当時彼女がすごしていた大型宮殿を模したものであろうか。出所:「世界四大文明・中国文明展」

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